2012年5月7日月曜日

台湾(Day 2)

今回泊まったのは万華区 と呼ばれるところで、台湾発祥の地として知られる。いわばダウンタウンであり、かつての色町としても知られ、正直言って治安もあまり良くないらしい。逆を言えば、発展著しい台湾の中でも取り残されたスーパーディープな地区。



泊まったホテルもエコノミークラスなので、正直言って朝食も全く期待していなかった。取りあえずコーヒーだけでも飲むか、と食堂に行ったところ、ご覧のような中国ビュッフェが。ちょこっと米粉を食べてみたところ、これがいちいちクオリティ高い。朝から中華料理と訝しむことなかれ。さっぱりしててとても美味でした。



ホテルを出発して台北最古の寺院である龍山寺 へと向かう。街並みはご覧の通りディープな味わい。中国大陸の街並みとも違い、香港の街並みとも違うね。



途中の公園で地元のおばさんたちが太極拳をやっていた。ものの見事にそろっていない、ユニゾンな動きに心癒される。



歩いて10分ほどで龍山寺に到着。それほど大きくないお寺なんだけど、極彩色の素晴らしい伽藍に心奪われる。



境内では地元民が読経をしてました。北京語の優しい響きとリズムにこれまた心癒される。



MRTに乗って総統府 へ移動。台湾政治の中枢として知られる。



更に二二八和平公園 へ。



公園を抜けて中正紀念堂 の前に出る。この時点で午前10:00頃なのに日差しがとてつもなく強い。



1980年に作られた、歴史は浅いが巨大な建築物である中正紀念堂。この紀念堂の中には蒋介石の銅像が置かれているらしいんだけど、あまりに照り返しが強くて暑いので諦める。



タクシーに乗って迪化街 へ移動。かつて繁栄した商業地域であり、古い町並みが保存されている問屋街としても知られる。今ではご覧の通り、古いバロック建築物が整然と並んでいる。この通りは漢方や乾物の香りでぷんぷん。



この建物の外壁には緑が生い茂っていたんだけど、よく見ればレンガの隙間からボーボーに生えているだけだった。



コンビニでは日本でお目にかかることのないインスタントラーメンが売られていた。お土産でちょっとぐらい買ってくればよかった、と後悔。これ以外に売られているものは日本製品や品質の高そうな現地製品で占められており、ばったもんは殆どなかった。ここでも中国大陸との違いを見せつけられる。



縁結びの神様を祀る霞海城隍廟 は地元参拝客で賑わっていました。



タクシーで行天宮 へ移動。台湾はタクシー代がリーズナブルなのがいいやね。



三国志の英雄である関羽を祀っている寺院で、商業の神様として信仰されているらしい。境内にはお祓いをしてもらう参拝客でいっぱい。



ガイド掲載の有名店でもあり、在住歴の長い人もお奨めしている度小月担仔麺 で昼食を取りました。担仔麺という台湾式ラーメンがかなり有名らしいので、ラーメン好きとしては足を運ばずにはいられない。



入口付近で昔ながらの製法で担仔麺を作っている。肉味噌を煮込んでいる鍋は火を絶やしたことが無いようで、鍋のふちには味噌がびっしりとこびりついていました。



これが店一番の逸品である担仔麺。小ぶりの器に盛られた麺は見た目にも美味しそうで、肉のエキスがたっぷりと溶け込んだスープは実に味わい深い。



こちらは担仔米粉。ビーフンの繊細な歯応えが上品な逸品。これ以外にも「海老すり身の揚物」や「牡蠣と豆腐の甘酢あん炒め」などを頼みましたが、どれもハズレ無しの美味しさ。当然ながら台灣啤酒をがぶがぶ。



食事の後は「頂好 」エリアで買い物をした後、国父記念館 へ向かう。台湾建国の父である孫文生誕100年を記念して作られた建物だそう。台湾の地方から来たであろう年配観光客の皆さんが大勢いましたよ。



若かりし頃の孫文が子供たちにありがたい話を聞かせている。そこに混じってbeatjunkieも話を聞くことにした。



どっしりと座っている孫文。beatjunkieは偉大なる父の膝に抱かれることにした。



広場からは世界第2位の高層ビル「台北101 」が見えた。東京都庁の高さが243.4mで、こちらの高さは509.2mだから2倍以上もでかい、でかすぎる。こんなにでかい高層ビルを見たのは人生初かもしれない。確かにそうだ。



夕食は世界にその名を轟かす「鼎泰豊 」で取ることに。この店が出す小籠包はあまりにも有名で、店の前は入店待ちの客でごった返す。まさに小籠包のエルサレム的存在にて、約30分待って入店。



入店待ちの時間つぶしに、エルサレムに祀られている小籠包の偶像崇拝をする(店のキャラクターと記念撮影する)beatjunkie。



お店の中は小奇麗になっており、店員のマナーも極めて丁寧。ウェイトレスの女の子はみんな若くて可愛かったよ。



これが噂の小籠包。酢醤油を軽くつけて、レンゲに乗せたら皮を割ってスープを出す。その上に細切り生姜を乗せて召し上がるのだ。ものすごく繊細に作りこまれた皮は薄くてもっちり。スープはジューシーで肉は柔らかい。これは本当に美味しい!これ以外にも牛肉麺、空芯菜炒め、排骨炒飯などどれもハズレ無し。死ぬほど食って飲んで、一人あたり約2,000円というリーズナブル加減も見逃せない。日本の高島屋にも出店しているので、是非食べてもらいたい旨さ。

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