2012年5月26日土曜日

Rocket Juice & the Moon


Rocket Juice & the Moon

Damon AlbarnによるGorillaz以降のプロジェクト - その名もRocket Juice & the Moon。そもそもこのバンドは2008年にはアナウンスされていたそうですが、バンドメンバーの他レコーディング参加による遅れでようやく本作が実現。さて、そのバンドメンバーとはDamon Albarn当の本人に加えて、RHCPのベーシストにして音楽インテリであるFlea(この時点で即買い決定)に、アフロファンクの帝王Fela Kutiのバンドでドラムを叩いていたTony Allen(この時点で更に2枚目即買い)。更にはネオソウル界のエリカ様と呼ばれている(呼ばれてない)Erykah BaduにブラスバンドであるHypnotic Brass Ensemble、更にはラッパーのM.anifest等がゲストに参加。

どれどれ耳を傾けてみると、アナログ感覚が迸るグルーヴィーなファンクミュージックになっていた。RHCPで攻撃性のあるベースプレイを展開するFleaは、ここでは地を這うような粘着力の高いプレイを聴かせる。更には派手すぎずクールに攻めていくアフロドラミングにより、作品はジャジーにオーガニックに進んでいく。それにしても何故にこんなルーツレゲエの香りを感じるのだ?と思ってクレジットを見たら、なんとBasic ChannelのMark Ernestusがミックスを担当しているではないか!いや、Damon Albarnを侮っていたわ。ここまでオーガニックで香ばしく、ファンキーでグルーヴィーなバンドを作ってしまったとは。しかもDamon Albarnはほとんど歌っておらず裏方に徹している。これ聴いた方がいいよ。

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