2012年10月29日月曜日

Quakers


Quakers

今年3月にリリースされたQuakersのアルバムを聴きました(説明しよう、そもそもQuakersとはKatalyst、7-Stu-7、Fuzzfaceの3人によるヒップホップ・プロジェクトである)。と、上の人が解説してくれましたが、その3人が誰だか分からない?説明しよう。Katalystとはオーストラリア人ヒップホップDJであり、同国のダンスミュージックアワードの常連とも言えるお方。PortisheadのGeoff Barrowと一緒にInvada Recordsを設立したことでも知られる。そして7-Stu-7とはPortisheadのエンジニアであり、Fuzzfaceとは何を隠そうPortisheadのGeoff Barrowに他ならない。この3人が必然的邂逅を果たして作ったのがQuakersなのである。

このアルバムは41ものトラックからなっており、35ものヒップホップアーティストが参加している。ただしQuakersに対する予備知識を仕込んで聴けば、Portisheadとの見事な連なりを感じる。サンプリングを多用しながらの、アナログのざらついた息遣いは間違いなくGeoff Barrowそのもの。エクスペリメンタルでアブストラクトでありながら、レアグルーヴのサンプリングを巧く使っているので黒々としたドープ感覚を味わうことができる。しかもRadioheadの名曲である「National Anthem」のリフをサンプリングに使ったりと遊び心も忘れない。その曲名はRadioheadの「Fitter Happier」というタイトルをヒップホップ的にもじった「Fitta Happier」というから心憎いYO!ライムが全体にフィーチャーされているDisc-1と、インストからなるDisc-2で構成されている本作、Portisheadのファンならば必聴だ。

2012年10月26日金曜日

浜の麺バカ



横浜駅のきた西口を出て、東神奈川方面に向かうと閑散な地帯に出ます。前にも書いたけど、かつての赤線地帯だったところで、今は空き地が目立ちます。その中に「鶴一家」(過去の記事 )や「麺場 浜虎」(過去の記事 )と共に気炎を吐くのが「浜の麺バカ」です。入口右側に「麺バカ息子」と書かれていますが、これは蒲田にある姉妹店を指しているそうです



「焼き干しそば」やら「焼き海老塩そば」やら耳慣れない単語が並ぶメニュー。和風で塩味だということは簡単に想像つきますが、はたして何を頼むべきか分からない。取りあえず一番豪華そうな「焼き海老塩肉そば」を注文することにしました。



普通盛りか大盛りを選べるので、迷わず大盛りを頼みます。すると、大きめの丼に見ため鮮やかな透明で黄金色のスープ、そこに浮かぶ厚めに切られたチャーシュー3枚と海老一匹。ずいぶんさっぱりしてそうなスープだな、と思い啜って「こっ、これは!」といつものように軽い衝撃を受けた。海老の香ばしさと旨み、甘みが凝縮された美味なるスープ。単純に塩味と言い切れない、そう滅多にお目にかかることのない素晴らしいお味。海老の殻をむいて頬張りつつ、厚めチャーシューを箸につかめばホロホロと崩れ落ちそうな柔らかさ。麺は日本蕎麦のように細めストレートで、全粒粉を使っているらしく非常にコシがあってスルスルといける。スープとの相性がいいせいか、麺をすするたびに口内へ海老の香りが広がっていく。これはすごい、ものすごいインパクトを与えてくれるラーメンだ!

住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-7-21
浜の麺バカラーメン / 横浜駅神奈川駅反町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2012年10月23日火曜日

Look To The Sky : James Iha


Look To The Sky : James Iha

14年ぶりにリリースされたJames Ihaの2ndアルバムを聴きました。そもそも日本盤が今年3月に大幅先行発売され、多少安い輸入盤が手元に届いたのがその半年後。このタイムラグって何なのよ!と文句言いながらも、そんなに聴きたきゃ日本盤を買えば良かったじゃん、と突っ込まれそう。14年も待たされたんなら、半年待っても変わらないというもんじゃないですか。

さて、今更説明不要かと思いますが、敢えてJames Ihaを説明すると、The Smashing Pumpkinsの元ギタリストにして、98年には「Let It Come Down」でソロデビューも果たしている日系米国人。井葉吉伸という日本名がありながらも、日本語はほとんど話せない。今年のフジロックにも出演を果たし、9月にはくるり主催の「京都音楽博覧会2012 IN 梅小路公園」にも出演、高橋幸宏のトリビュート盤にも参加するという、やにわに活動が活発化している御仁です。

さて、1stソロアルバムが世界中に愛される作品になってしまうなど、ロック史に確実な足跡を残したているイハさんですが、2ndでも確かな手応えを感じさせる素晴らしい作品に仕上げています。1stがネオアコの香り漂う逸品であったのに対し、本作では若干のエレクトロニクス処理がフィーチャーされています。とは言えども、イハさんの声が持つ繊細さや翳り、儚げで優しい空気、美しくも押し付けがましくない旋律は健在。どんな人の心にも確実に伝わる普遍的な美しさが完全にパッケージされています。これほど素朴でありながらも光り輝いている作品にお目にかかることはそう滅多にありません。そう、イハさんは14年の時を経ても新たなマスターピースを届けてくれたのです。

2012年10月20日土曜日

風雲児



今や新宿で人気No.1とも言われる有名店。つけ麺店が人気店の上位にランキングされる昨今、ラーメン好きとして一抹の寂しさを覚えてしまうが、それでも麺バカ一代を自称している身としては訪れなければならない。ご覧の通り、お昼時になると長蛇の列ができている。二階には焼きそば専門店も出来たそうで、そちらもなかなか気になるところ。



ここではラーメンを注文すべきなんだろうけど、つけ麺有名店となればそちらを注文せねばなるまい。得製つけめんを頼みました。通常のつけ麺に味玉、のり、ネギ、チャーシュー増量となっています。魚粉がどっかと載っかっていますが、つけ麺にありがちな魚介豚骨Wスープとは趣を異にし、鶏がらのみで作られた白湯スープと煮干や節の魚介系で構成されている。これによりすっきりとしながら甘味と酸味を感じさせる、奥深くとろみあるスープが出来上がっています。

中太麺をスープにしっかりと絡ませて食べ進むにつれ、確かに他のつけ麺店とは一線を画しているのを感じました。実に上品な味わいをキープしているのだ。だからこそ女性客も多いのか…いや、それだけではあるまい。ここの店主がイケメンなのも大きいんじゃないか?店主の経歴はお店の公式ホームページを読んで欲しいんだけど、とても物腰穏やかな方でお客さんを大事にしているのを感じる。ラーメン店にありがちな掛け声だとか気合だとかはなく、黙々と作り上げていく姿が女性客の共感を呼ぶのではなかろうか。人気No.1も十分に頷けるお店でした。

住所:東京都渋谷区代々木2-14-3
ホームページ:http://www.fu-unji.com/
風雲児ラーメン / 南新宿駅新宿駅都庁前駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2012年10月17日水曜日

Unpatterns : Simian Mobile Disco


Unpatterns : Simian Mobile Disco

00年代におけるニューレイヴシーンを牽引し続けたエレクトロデュオはやはりリアルだった。前作(過去レビュー)で「予感が確信に変わった」って書いたんだけど、本作でその確信が裏付けられた形になった。歌モノで溢れた前作とは大きく異なり、ソリッドでクールなミニマルエレクトロに方向転換。BPMは決して速くないんだけど、それが緩やかなグルーヴを紡ぎ出し、リスナーの腰をディープに直撃。音数は決して多くないんだけど、選び抜かれて緻密に練り上げられた電子音が複雑に構築されているさまは正に圧巻。更には、アルバムごとに風情を変えながらも、彼らの世界観を保ち続けているのもさすが。聴き手をロックし続ける彼らの存在こそリアルなのだ。



2012年10月14日日曜日

麺屋十



このブログでグルメカテゴリーを始めて以来、新しいラーメン店を探すのがライフワークになりつつあるbeatjunkieです。この日新しく開拓したのは、渋谷百軒店の奥にある「麺屋十(めんや つなし)」です。十と書いて「つなし」と読むんですね。このお店を目指そうとしない限り、ここまで来ることはないよ!というぐらい百軒店の奥にあります。喜楽(過去の記事 )を過ぎて、ムルギー(過去の記事 )を左に見て、のりピーの元旦那が職務質問された場所を過ぎて、と。



食券機の前で逡巡の上、◯得とんこつら~麺を注文します。細麺と太麺を選べるようになっていて、お店の方にどっちがお奨めですか?と聞いたところ「好みによります」との返事。確かにそりゃそうだ、と細麺で麺固めで注文する。やはり豚骨ラーメンは細麺に限るだろう!



卓上にお奨めの食べ方が書いてある。この時点でかなりのこだわりを感じさせる。ランチタイムは替え玉無料とのことでした。



海苔と九条ネギ、味玉が別皿で出てきます。



東京豚骨ラーメンとはいかなるものか?と思いきや、長浜豚骨ラーメンに背脂を加えたものでした。化学調味料無使用とのことで、あっさりとしながらもコクのある上品な味わい。僕の大好きな背脂がほんのりと甘みを感じさせてくれます。細いストレート麺がつるつるしており、スープとの相性はなかなかのもの。麺をひと通り食べ終わったところで、すかさず替え玉をバリカタで注文。ちょい辛海老パウダーを少々加えてみるがそれほど辛くはなく、海老の香ばしさがほんのりと香ってくる程度でした。無化調を謳っているだけあって、スープを飲み干しても口の中に変な味が全く残らない。それどころかここまで旨みを引き出しているのはさすが。立地条件があまり良くないにも関わらず、激戦区渋谷で営業する姿勢は、味に対する自信と強いこだわりを感じさせてくれます。

住所:東京都渋谷区道玄坂2-19-13
麺屋十ラーメン / 渋谷駅神泉駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0
昼総合点★★★☆☆ 3.0

2012年10月11日木曜日

Valtari : Sigur Ros


Valtari : Sigur Ros

「残響」(過去レビュー)から4年も経ちました。でもその間にJonsiのソロ活動が活発だったり、ライヴ盤(過去レビュー)をリリースしたこともありご無沙汰感はそれほどない。何はともあれ、孤高の存在である彼らの新作をこうやって聴けるのは嬉しい。

「残響」でファンを驚かせた開放感は控えめで、初期作品に顕著だったアンビエント感覚が揺り戻されている。とは言えども、「()」(過去レビュー)や「Agatis Byrjun」(過去レビュー)が持ち合わせた、聴き手の不安を駆り立てるような凍てついた感覚は全くない。遠くから厳かに聴こえてくる賛美歌のように美しく、ジャケットアートワーク(Jonsiの姉妹たちであるLiljaとIngaによるもの)に写っている大海のように穏やかで、どこまでも続いていく空のように壮大な音の群れ。これまでの作品にないほど優しく、荘厳で、繊細さに満ち溢れています。

どのようなシチュエーションであれリピートに耐えうる内容なのは、これまでに無いほどアンビエントでミニマルな感覚を持っているからなんでしょう。「圧倒的な力で制圧する」という意味を持つタイトルに偽りなし。静かに心へ浸透していくこの音楽は、紛れもなく圧倒的な力を持ちあわせており、リスナーの魂を制圧していきます。

2012年10月8日月曜日

ラーメン二郎 新橋店

皆さん、「警告色」という単語を知っていますか?身近な例で言えば、踏切や工事現場で使われている黄色と黒のストライプ。注意を喚起する色であり、人目を引く色なのです。この日は虎ノ門~新橋界隈を仕事でうろついていたのですが、黒と黄色の佇まいに惹かれて入店してしまったのがこのお店。



警告色に気を取られ、店名なんて全く気にせずにフラフラとおびき寄せられてしまったのですが(はい嘘です)、気がつけば「ラーメン二郎」の文字が。気をつけてほしいんだが、このお店は「ラーメン 新橋店」(過去の記事 )とは異なる。その昔、新橋にあったラーメン二郎は二郎界から退いて「ラーメン 新橋店」を名乗っているが、ここ最近になって「ラーメン 新橋店」とは違う二郎直系のお店が新しくできたのだ。



入口には二郎とは思えない「ちょうウエルカム」という馴れ馴れしい文字が。客をそんなに歓迎する二郎は果たして二郎と言えるのか?



券売機には二郎の認定証らしいマークが。二郎インスパイア系や亜流が乱立するせいで、本家もこのような認定証を発行するようになったらしい。



野菜マシを注文。スープを啜ってみると相変わらずのカネシ醤油味が期待を裏切らない。箸をいつものようにどんぶり下方に突っ込み、野菜の下に隠れている麺をグワシと天地返し。現れたのはいつものような剛毛で極太なワシワシ縮れ麺。麺と野菜をスープに浸してから、取りあえずブタを口に放り込む。獰猛で猛々しい形に見えながら、そこはかとなく繊細さを感じさせるホロホロ味は相変わらずの魅力だ。それにしても麺と野菜の質・量ともにまごう事無き直系二郎。新しくオープンした二郎なんて二郎らしくないぜ!と豪語しながら食べ進んでいたんだが、そこはやはり二郎だけあって侮れない量になっておった。全体的に直系の味を継承していながらも、洗練された完成度を誇っている新橋店こそ二郎界の最先端を行っていることを確認した。

住所:東京都港区西新橋2-33-4
ラーメン二郎 新橋店ラーメン / 虎ノ門駅御成門駅神谷町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2012年10月5日金曜日

夏至 À la verticale de l'été


夏至 À la verticale de l'été

ベトナム旅行でかの国にすっかり魅せられたこともあって、帰国してからベトナム映画を観ました。予備知識は全くなく、誰が撮って誰が出てどんな映画なのかも全く知らず。ストーリーはというと、ハノイで暮らす三姉妹やそれぞれの夫や恋人、不倫相手や愛人が織りなす群像劇。筋を追っていく映画ではないんですが、熱帯特有の湿気に満ちた空気感、食物や植物が持つアジア独特の極彩色、むせ返るようなエロスが本当に素晴らしい。台詞は極めて少なく、極限まで切り詰められた空気感覚が観客の想像力を喚起させ、絵画をじっくりと観るフランス映画のようです(と思いきや、ベトナム・フランス共同制作映画でした)。

ハノイやハロン湾が出てくるといっても、大部分が屋内で撮影されているので、ベトナムがどんな国なのかを参考するために楽しむ映画ではありません。実際のベトナムはこんなに静謐で美しくないし、もっともっと猥雑でけたたましく生活感に溢れています。まるで「ノルウェイの森」のような映画だな、と監督を調べたら、なんと同じトラン・アン・ユン監督でした。ベトナム系フランス人というバックグラウンドが思い切り頷ける、監督独自の美学を堪能できる秀作です。とにかく鮮やかな色彩感覚とゆったりとした時間感覚を楽しむべき映画です。

2012年10月3日水曜日

Vietnam (Day 8-9)

この日が本当にハノイ最終日。水上人形劇でも観に行くか!と思いたち、チケット売り場に朝早く行くも売り切れ状態。結構人気あるアトラクションなのね、と残念がって旧市街を再びグルグル回ることに。


細い路地を歩き続けるのは疲れそうなので、観光客向け電気自動車に乗ることに。約30分かけて主だった路地を回って10,000VNDというコストパフォーマンスの良さ。取りあえず旧市街の全容を掴んだり、時間がないのでダイジェストで、という観光客にはかなりのお奨めだ。










井戸端会議を繰り広げる地元おばさんを激写する。




道端でよく分からない行為を繰り広げる地元おじさんも激写。




バイクに巨大な荷物を過積載している人。こんなものは序の口で、もっとすごい猛者を見たこともある。どこにバイクがあるのか分からないぐらい搭載しまくって、もはや荷物の山にしか見えなかった人とか。










昼ごはんはハノイタワーズ近辺にあるベトナム料理店で。




ここではチャーハンと揚げ春巻を食べます。何の変哲もない地元料理店で、ガイドで特に紹介されているわけでもありません。それでも美味しいのはやはりベトナム料理のクオリティというか、日本人の味覚との相性なんだろうね。






ベトナム史の暗部と言われているホアロー収容所に足を運びます。フランス統治時代に建てられた監獄で、ベトナム戦争時は捕虜収容所として使われた。処刑に使われたギロチンも展示されており、血塗られた歴史を肌に感じる。僕はその手の勘が弱いんですが、さすがに独房に入るだけでとんでもない圧力というか負のパワーを感じた。



気分をリセットするため、近くにある女性博物館に入ります。ベトナム女性の歴史を紹介する博物館ですが、ベトナムは女性上位というか、古くから女性が活躍をしてきた国だということが分かる。確かに街を歩けば働く女性の姿が目立つ。逆に男どもは怠けてばかり。




最後の夜は豪華なベトナム料理を楽しむべく「Wild Lotus 」というレストランへ。かつての高級官僚の家を改築したそうで、実にスノビッシュなインテリアになっています。もちろん内観だけでなく、料理もこれまでで一番豪華かつ洗練されている。ハノイに行く機会があれば是非訪れてほしい名店です。


次の日はちゃんと飛行機に乗れて、台湾経由で帰国。成田の到着ロビーに着いたのが21:00を回っていたので、家に着いたのはほぼ終電時刻。今回の旅行では想定外のトラブルやら、湿気や暑さやらボッタクリやらで本当に疲れたなぁ。

2012年10月1日月曜日

Vietnam (Day 7)

ホテルをチェックアウトし、空港に向かったbeatjunkie夫妻を待っていたのは驚愕の事実!

空港カウンター「この飛行機には乗れませんよ」

beatjunkie「なんで ???!!!」
空港カウンター「あなた方が予約したフライトは9/16発、今日は9/14」
beatjunkie「………変更できない?」
空港カウンター「No」
beatjunkie「ぐぬぬ」

あろうことか、帰りの予約を間違えていた!しかも変更できないチケットだった!空港でしばし呆然とし、ハノイに二泊延泊する決意をする。即座にiPhoneでホテル検索・予約し(そう、アイフォーンがあればね!)、タクシーに乗ってハノイ市内へとんぼ返り。




このチョンボのお陰でハノイに二日長くいられるのだから良しとしよう!ということで、今度は「Hotel de l'Opera 」に泊ります。




取りあえず腹ごしらえをすべく、フォーを食べることにしました。現地ガイドに「Pho24を食べた」と言ったら、「あそこは大したことない。マイアンがいいよ。」と言われてたので、地元民パワープッシュの名店に行きました。欧米観光客のツアーに組み込まれているほどの人気店だそうです。庶民の味方的な店構えがなかなか好感持てる。




着席したら頼んでもいないのにフォーが二杯出てきた。肉団子やら鶏肉やらが投入されているフォーで、他店よりもコクがあるのが特徴。麺がツルツルしてのどごし最高。フォーなんてどこも同じだろう、だなんて言う事なかれ。食べ続ければ違いが分かるというものなのだよ!卓上にある辛味ソースやら調味料やらを入れてカスタマイズして更に美味しく。




気を取り直して市内散策へ出掛ける。世にも珍しいプラダのトレーナーが売っていたよ!




フランス統治時代、パリのオペラハウスを模して作られたハノイ版オペラハウス。豪華な建築物の前で、葉笠かぶって天秤担ぐ行商人の姿がベトナムらしい。




またもやホアンキエム湖を眺めることになろうとは。しばらく呆然と湖を眺めます。




再び旧市街を訪れ、再びクラクションと排気ガスの洗礼を受けることになります。



夕暮れ近くになって、ようやく現実を受け入れることができたのか、ハノイビールをぐびぐびと。本当ならこの時間は機上の人だったはず。



ライトアップされた亀の塔を眺めつつ、この日の夜は質素にフォーを食べることにしました。気を取り直して、次の日の観光プランを練ることにしましたとさ。