2013年3月24日日曜日

Star Fes. 2013


昨年に引き続き(過去の記事)、Star Fes.に行ってきました。前回はお台場での開催でしたが、今年は川崎市の東扇島東公園での開催。ここは海沿いの工業地帯ということもあり、夕方以降になるとかなり冷え込むので、それなりな防寒対策をして臨みました。「日本一早い夏フェス」なのに防寒って何なんだよ!とボヤきつつも、3,500円で豪華ラインナップのパフォーマンスを楽しめることもあるので文句も言えまい。川崎駅から無料シャトルバスが運行されているので、オーガナイズがしっかりされているなあという印象。

【スチャダラパー】

16:00前に会場入り。まずはスチャダラパーを楽しむことにします。僕がSDPを聴いていたのは20年ほど前で、WILD FANCY ALLIANCE以降はとんとご無沙汰。電気グルーヴと同世代かつ同時期デビュー、お互い共通項がある二大珍獣ということで興味を持ってはいたんですけどね。そんな彼らを目の当たりにするのは今回が初めて。


最近のCMにも採用されている「Get Up and Dance」で登場。「20年前から聴いていた人達は、それだけ歳を取っている。若い人も少なくて、前の方にいる人なんかややこしそう。ちゃんとやらないと「真面目にやれ!」と怒られそう」なんて軽妙なMCで会場を沸かすBOSEとANI。それにしてもBOSEって変わらないなー。



そんなスチャをダラダラ見てたら、僕の前を外人のおじさんが横切った。SDPの舞台に何の興味も無さそうで、ごく普通にのっそりと歩いているのは……The Orb の Alex Paterson だった!あまりの自然な佇まいに写真を撮ることさえ失念したが、周りの人は誰一人として気づいていなかった。


最後の曲はやはり「心のベストテン第一位」であるあの曲、そう「今夜はブギー・バック」だ。もちろんオザケンレスで、オザケンパートはアニが担当したが、微妙に味わい深い音痴加減だったのが笑えた。


今回はバンドスタイルということで、通常 MC*2にターンテーブル編成なところを、キーボード、ドラム/パーカッション、ギター、ベースという編成。名付けてスチャダラパーとスウィンギンシンコ&ザ・コストパフォーマンスというバンドだ。しかしながらギターは何と遅刻。終演間際に舞台に登場し、手を振って去るという神がかったパフォーマンスを披露していた(笑)。SDPの生パフォーマンスを初めて見たけど、めっさ格好良かった!

【Mark Farina】


電気グルーヴまで間があるので、Mark Farinaがスピンしているブースで友人らと合流。ファンキーハウスでアゲまくる。

【電気グルーヴ】


今回の主目的である電気グルーヴ。前回のStarFesから1年の間に3回彼らのライヴを見たことになる。それだけ活動を活発化させているんだからありがたいお話です。今回は全国ツアーと同じ演出、つまり腕に点滴ぶら下げおじさんで登場です。この衣装にちなんで、オープニングは「The Big Shirts」。


当然ながら新作「人間と動物」(過去レビュー)から「Missing Beatz」、「SHAME」、「SHAMEFUL」といった曲を連打連打。しかもこれまでツアーをこなしてきた甲斐があってか、攻撃性に満ち溢れた完成度高いアシッドチューンの嵐。しかしそれにしても寒い。前の日に痛飲したせいで、この日は二日酔いで体調がよろしくなかったのは痛恨の一撃。思考がなかなか定まらず、踊りたくてもフラフラしている始末でした。




終盤になるにつれ、往年の曲を最新モードにアップデートした演奏が増えてくる。「FLASHBACK DISCO」、「Shangri-La」、「少年ヤング」、「N.O.」、「あすなろサンシャイン」、「レアクティオーン」と感涙に咽ぶ暇もないほど上げてくれる。

【Theo Parrish】


電気グルーヴ終演後、The Orbが始まるまでTheo Parrishブースへ移動。そこに身を置くだけで全てが瞬時に漆黒のグルーヴに包まれる。

【The Orb】


先ほど会場をフラフラ歩いていた Dr.Alex Paterson に Thomas Fehlmann が加わり The Orb の登場。僕の友人も Mark Farina ブースの前で二人を見かけたそう。しかもナンパしていたので、それ系の外人と勘違いしたとか。そんなゆるいオッサン達もステージに上がれば空気を一変させる。日が落ち始め、さらに殺風景になっていく工場地帯、そこに吹き付ける冷たい海風と工場の煙突から揺らめく炎。そんな非現実的な環境に響き渡る、とてつもなく異次元でエレクリックダブな音。初期傾向が強く、素晴らしいライヴを披露してくれました。

それにしても寒いので!次回は4月とかにやって欲しいッス!

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