2013年7月17日水曜日

ザ・ラーメンスモールアックス


品川や大崎から一駅にもかかわらず、下町の風情を残す味わい深い街。それが大井町だ。この界隈には実に多くのラーメン店が密集しており、ラーメンハンターの僕としては新規開拓しがいのある街となっている。さて、駅からすぐのところに「東小路」という飲食店が密集した薄暗い路地がある。ここには名店「永楽」(過去レビュー )があるが、今回はスルーして更に奥へと突き進む。




お店のロゴはまるで円谷プロが手掛けたようだ。それにしても誰もが首を傾げることだろう、「スモールアックスとは何なのだ?」と。アックスは斧を意味するが、小さい斧とは何を指すのだろうか?答えが見つからないまま、わずか7名ほどしか着席できないL字型カウンターに着席し、小ラーメンを注文する。これまで書き忘れていたが、言うまでもなくこの店は二郎インスパイア系である。故にトッピングをヤサイアブラで注文する。そう言えば、大井町といえば凛・のスた 大井町本店(過去の記事 、今は「凛」に店名が変わっている)が有名だよね。



もやし中心の野菜がずっしりと搭載されており、その上にはプルッとした脂が鎮座している。スープの色はほどよく乳化している。ブタはどこに潜んでいるんだろう?と天地返しをしてみれば…



わっしゃー!!!とした麺を共に現れたブタが3枚。競合他店の柔らかい豚に比べれば、ややハードさを感じさせるものの、噛みごたえがあるので脳内満腹中枢を刺激することが出来る。食べ進むにつれてじわじわとにじみ出てくる肉汁が旨みを演出。そしてやや黄色めの中太縮れ麺を喰らってみれば、他店よりもヤワメに茹でられていた。この茹で加減によってスープをじんわりと染みこませることに成功しており、小麦の香りがハーモナイズする。うむうむ、うめーっす!!!と心の中で叫びながら、やがて麺の下に隠れさせた野菜に到達し、しゃっきりした食感を堪能する。スープはカネシ醤油の攻撃力が低かったので、ジャンクな味とは思えないほど上品でライトな味わいだ。他の客がカラメで注文していたのも頷ける。脂が程よく溶け込んで入るものの、キリッとした感覚さえ覚える。なかなかいい塩梅にまとまった二郎インスパイア系であった。

住所:東京都品川区東大井5-3-5
ザ・ラーメンスモールアックスラーメン / 大井町駅鮫洲駅青物横丁駅
夜総合点★★★☆☆ 3.4
昼総合点★★★☆☆ 3.3

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