2013年8月4日日曜日

Delta Machine : Depeche Mode


Delta Machine : Depeche Mode

古巣Muteを離れてColumbia Recordsへ移籍後の第一弾となった、Sounds of the Universe(過去レビュー)以来4年ぶりの新作。日本での認知度は相変わらず低いものの、ワールドワイドのチャートアクションを見るとかなりの売れ行きになっていることが分かります。いや大物バンドの久々リリースにより売れているだけでなく、その内容も歴代作品に勝るとも劣らない素晴らしい内容だからこそでしょう。重厚なエレクトロを基礎として、ビンテージ機器で醸し出されるオーガニックな香り。電子機器のみでなくギターやピアノ、ストリングスといった楽器もフィーチャーされていることから、有機的な香りが格段に増しています。更にはMartin Goreによる艷やかでエモーショナルな普遍的ボーカルにより、Depeche ModeがDepeche Modeたる所以をここに宣言している。まさしくエレクトリック・ブルーズ。とにかく全てにおける音使いが素晴らしい、気持ちいい。彼らが持っているダークネスとメランコリア炸裂の素晴らしい傑作です。

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