2013年10月16日水曜日

維新商店



横浜駅周辺のラーメンクオリティは非常に高く、名店と呼ばれる店が半径500m以内にひしめき合っている。その中でも頭ひとつ抜けているのが「麺や維新」(過去の記事 )だ。そんなお店が都内の目黒へ移転するというニュースが流れた時、ハマのラーメン通の間に衝撃が走った。俺たちの神奈川淡麗系ラーメンがっ!だけどもその心配はいらない。既に「維新商店」へと名前を変えて、セカンドブランドのラーメン店として再スタートしているのだ。



「特中華そば」を注文します。普通の中華そばに味玉1個、わんたん3個、肉3枚が追加されている。しかも大盛が無料だと!普通盛り150gが大盛220gになるというから、これを注文しないわけがない。



以前の淡麗系とは趣が異なっているのが一見しただけでも分かる。背脂がほんのりと浮いているのだ、なんと頼もしい。「特中華そば」だけあって具材がてんこ盛り、大盛だけあって見た目の存在感も抜群だ。



この手のお店では天地返しをする必要はないんだけど、手癖というか習性というか、麺がどのようなものなのか確認してみたくなってくる。



たんまりと入ってる平打ち中太縮れ麺、どれどれと食してみれば「旨い!」と心の中で絶叫する。ピロピロしており柔らかく、モチモチしておりコシがある。スープの味がじんわりと染みてて、チュルチュルと啜りながらズバズバと食い進んでいけば、白河そばのような喉越しを楽しむことが出来る。そして3枚添えられたチャーシューは適度な噛みごたえと柔らかさを兼ね備えており、こちらのクオリティも申し分ない。

更には3つ投入されているワンタンも、一切妥協なしのプニュプニュ感があって本格的。味付け玉子も黄身の中まで味が染みこんでおり甘みが素晴らしい。そして何よりもスープの味が絶妙だ。背脂がほんのり浮いていることから豚骨や鶏がらを使っているんだろうけど、煮干魚介系も使われているのであっさりしていながらコクがある。生姜の香りもほんのり効いて、醤油も独特のものを使っているんだろう、旨味と深みが堪らない。あっさりしていながらコクと旨みが凝縮されたシンプルな醤油ラーメン、そして麺はピロピロ系、みたいな。最高だ、前よりもパワーアップしている!

住所:神奈川県横浜市西区北幸2-10-21
維新商店ラーメン / 平沼橋駅横浜駅高島町駅 ) 
夜総合点★★★☆☆ 3.6 
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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