2013年12月11日水曜日

ホープ軒




先日、千駄ヶ谷~国立競技場方面に用事があったので、久々に東京背脂チャッチャ系ラーメンの老舗中の老舗「ホープ軒」に行ってきました。この店がなかったら野方ホープもらーめん弁慶も千石自慢ラーメンも、果てには二郎も無かったであろう歴史的名店と言えます。その昔、今のようにラーメン屋が乱立する前は選択肢が非常に限られていました。その中の一つとしてこのお店は燦然と輝いており、脂ぎったラーメンの代名詞的存在でした。店内にはくさい豚骨臭が漂い、床は脂で滑りやすい。いるだけで胸焼けしてしまう、そんなお店だったのです。



で、久々に訪問したところ、やはりね…時代の趨勢には勝てないというか、軒先貸して母屋を取られる、みたいにオールドスクールな味になっていました。チャーシューメンを頼みましたが、これで950円は高いと思う。豚バラロールはかろうじて及第点だったものの、背脂の量が非常に少ない。麺はぶっといものの明らかに茹で過ぎてヤワヤワだし、モヤシだってくたくたになったのがほんのちょびっとだ。



量的にも満足できるものでなく、全てが残念な味になっていた。昔はもっともっとギトギトしており、触るもの皆傷つけるようなエッジのある存在だったと思う。麺固め、脂多め、味濃い目でお願いすればよかったのか?だが、決して忘れちゃいけない事実が一つだけある。僕たちが普段食べているG系ラーメンの原点がここにあるということだ。

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
ホームページ:http://www.hopeken.co.jp/
ホープ軒ラーメン / 国立競技場駅千駄ケ谷駅北参道駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.9
昼総合点★★☆☆☆ 2.9

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