2014年1月19日日曜日

ラーメン107

二郎の亜流であるインスパイア系が日本全国に勢力を拡大しているが、その中でも様々な流派が存在する。中でも本家から破門された二郎 武蔵小杉店の流れである「526(こじろう)」(過去の記事 )の存在は無視できないところ。渋谷にあるその店は悪魔的で破壊的なボリュームを誇っており、店主の息子は 526 武蔵小杉店を切り盛りしている。更には日暮里や神田小川町にも出店し、鶴見にあった直系店(過去の記事 )まで 526 になる始末。まるでオセロの如く、二郎直系店勢力図を塗り替えているのだ。



さて、今回行ったのは武蔵新城にあるラーメン107。ここの店主は 526 出身者ということで、そのせいなのか数字3ケタを店名に掲げている(107 の意味は不明)。通りから路地を入ったところが入り口なので、一見さんには分かりづらくなっている。



このお店がユニークなのは「らーめん」と「らーめん野菜なし」の2種類があること。トッピングコールは不要らしいので「らーめん」普通盛り(200g)をチャーシュー増量で注文。



さすが 526 の流れを汲むだけのことはある、野菜マシコールしていないのに標準でこのボリュームだ。もはや悪魔の所業としか思えん。二郎界のビッグサンダーマウンテンと言い切ってもいいだろう。ちなみに卓上にはニンニクやスープだれが置いてあるので、お好みで味を調節できる。僕はヤサイにスープだれをふりかけた。



店の奥に製麺機があるので自家製麺だろう、標準よりも細い麺だがオーションの香りはまさしく二郎インスパイア系のそれといえるもの。クオリティは申し分ない。チャーシューは箸で持つと崩れそうなほど柔らかく、ここのブタが好評なのも頷ける。いやいや、それどころかこちらもかなりクオリティが高い。背脂が多い豚骨醤油スープは、スーパーライトで控え目な味わい。薄口の僕でさえ味気なく感じたので、エフゼットやカネシに慣れた真性ジロリアンには物足りなく思えるだろう。もう少し立体的な奥行きがほしいところだが、このボリュームを胃に収めてしまえばそんなことはどうでもよくなってくる。

住所:神奈川県川崎市中原区新城3-13-1
ラーメン107ラーメン / 武蔵新城駅 ) 
 夜総合点★★★☆☆ 3.8 
 昼総合点★★★☆☆ 3.8

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