2014年4月14日月曜日

花田 渋谷店


池袋に本店を構え、上野や神田にも店舗進出している味噌ラーメンの有名店「花田」が渋谷にできました。場所は道玄坂の百軒店で、名店「喜楽」(過去の記事)の手前にあります。好立地に店を構えるということは儲かっているということなんでしょうけど、前にも書きましたが僕は味噌ラーメンには懐疑的なのです。味噌の味でスープのダシが分からなくなってしまい、画一的な味になってしまうのがその理由です。ただしここ最近の味噌ラーメンはそんな懸念を払拭するほどニューフェースな味が増えているので、取りあえず足を運ぶことにしました。


カウンターだけの店内は狭いこともあり、券売機は店外にあります。味は大きく分けて「味噌」と「辛味噌」の二つ。そのそれぞれにラーメンとつけめんがあります。しかも野菜大盛り、にんにく増しが無料という二郎システマチックなオプションに惹かれます。取りあえず味噌ラーメンに野菜大盛り、にんにく増しを注文しました。


見た目がいかにも濃厚そうなスープの中に、ネギや豚バラロール、メンマなどの具材が搭載されている味噌ラーメンが着丼。野菜は生野菜ではなく、くたっとした野菜炒めでした。刻みニンニクは小さい別皿にて供されます。


とろみがかった野菜炒めには旨味とコクが凝縮されています。化学の力を借りているんでしょうが、旨いものは旨い。スープはやはり粘度が高くてどろりと濃厚なポタージュ味噌スープ。とはいっても味噌の味が前面に出ているわけではなく、そこはかとなく味噌の香りがする程度で、マイルドささえ感じさせる甘みのある味は中々のもの。けっしてくどくはなく、すいすいイケるこの旨さ。


黄色が見目麗しい極太もっちり麺はスープとの相性が良く、それぞれが甘みと旨味を引き立てあって相乗効果を生み出している。麺の茹で加減も硬めになっており、食べ応えは抜群だ。スープの熱で温められた頃に召し上がったチャーシューも柔らかくて美味しい。ある程度食べ進んだ頃に刻みにんにくを投入すれば、更に旨味が増してくる。濃厚なのにくどくない味噌スープは完飲に値するほどの旨さだ。やはりここ最近の味噌ラーメンを侮ってはいけない。「二代目つじ田 味噌の章」(過去の記事)に次ぐ旨さだと思った。

ホームページ:http://www.eternal-company.com/ 
夜総合点★★★☆☆ 3.7 
昼総合点★★★☆☆ 3.7

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