2014年11月3日月曜日

らぁめん夢


横浜のみならず神奈川県屈指のラーメン激戦区である東神奈川~白楽エリア。そんな猛者どもが集いしエリアで、今年オープンしたばかりの新規店があっという間に食べログの上位ランキングに食い込んできました。その名は「らぁめん夢」。ミュージックパブ「たかこ」を居抜きで使っているので、「たかこ」の看板が掲げられたままです。パッと見はラーメン店に見えないんだけど、行列が出来ているので迷うことはありません。店主が一人で切り盛りしているんだけど、回転率はそれほど悪くないので長く待たされることはない。


950円の「特製らーめん」を注文します。表面に鶏油がシルキーに張られており、「飯田商店」(過去の記事 )のラーメンと共通点を感じるエクステリア。店内には飯田商店にもあった「あきらめねぇよ!!」のタオルがタオルが飾られていたが、店主は飯田商店の出身ではなく、町田の白河中華そば店「一番いちばん」出身とのこと。お店のTwitterを見る限り、無化調を是とする様々なラーメン店とコネクションを持っているようだ。何はさておき、透明度の高いスープを啜ってみると鶏の旨味とコクがある醤油スープにやられる。シンプルなんだけど深い味わいとキレがあります。具材に使われているのは甘くて柔らかい豚バラ、スモーキーでしっかりした食べ応えのある豚ロース、上品で優しい鶏胸肉の3種類。味付け玉子は黄身が甘くてとろとろ。雲呑は表面がとぅるんとぅるんで、肉もがしっと詰め込まれている。メンマやほうれん草も新鮮だ!


そしてこの店の一番の特徴である、注射器で提供される「煮干油」。こいつを途中で投入することにより、鶏がらメインの醤油スープが煮干しの香り立ちこめる魚介系スープへと変身するのだ。ただし、注射器を押す加減が難しく、勢いよくどぴゅっと出てしまった。それでもこの演出は画期的なシステムだ。


ストレート細麺はつややかにコシがあり、適度な固さがキープされており噛み応えあり。表面はつるりとしているが、噛むとぷりっぽんっという弾力性が感じられ、小麦の甘みと香ばしさも感じる。それなりに量もあるので、大盛りにしなくとも十分お腹いっぱいになれる。麺とスープのシンフォニックな組み合わせを最後の最後まで楽しむことが出来ます。なるほど、この味であれば上位ランキングに食い込むのも頷ける。ルーキーにして高い完成度を誇る名店がまた新たに誕生にしました。

らぁめん夢ラーメン / 東神奈川駅仲木戸駅反町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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