2015年5月10日日曜日

ラーメン二郎 JR西口蒲田店



昨年2014年11月、JR蒲田駅から程近い場所にラーメン二郎の新店舗がオープンするということで、筋金入りのジロリアン達は色めき立った。さすればオープン直後から連日行列の大盛況。だが、今ではオープン直前に訪問すればご覧の通りの閑散ぶりだ。結論から言おう、期待に胸を膨らませ胃袋を空かせてきたジロリアン達の期待を見事に裏切った残念二郎とはこの店だ。JR西口蒲田店はかつての鶴見店(過去の記事)の店主が新天地を求めて移転してきたお店。過去の記事を読んでもらえば分かる通り、鶴見店に対しては辛辣な評価を下している筆者。食べる前からどんな味かは想像ついていたが、取りあえず一縷の望みを胸に秘めて訪問した。それにしても「JR西口蒲田店」とはどういう意味なんだろう?正しい日本語を求めれば「JR蒲田駅西口店」となるはずなんだが。そのアバウトさが二郎の魅力であるのは言うまでもない。




ラーメン小をヤサイニンニクアブラで注文。鶴見店ローカルルールであった無料トッピングのトウガラシも継承されていたのでお願いした。うーん、他店のデフォと同じ量とも言えるヤサイの少なさよ。これだったらヤサイマシマシにすれば良かった、とがっくり肩を落とす。キャベツは殆ど見当たらず、ほぼモヤシとなっているのも中々泣ける。さらりと茹で上げられたことによるしゃきしゃき感が唯一の救いか。モヤシだけでは味の奥行きが無いので、ニンニクを溶かしたスープをちょろりと掛ける。ニンニクと唐辛子のスパイスがかろうじてスープをコク旨にするが、乳化しておらずエフゼット感覚が希薄なスープ単体では平べったくて薄っぺらい味わいだ。二郎インスパイア系の名店に周回でぶっちぎられている、相変わらずの残念さを再確認した。



それなりに柔らかいものの、薄くて少ないブタ2枚を発掘。このブタの量であれば、チャーシュー8枚を搭載している小ダブルでも良かっただろう。麺は標準より細めで、デロリンチョに茹でられたヤワヤワ麺。やはりスープに潜んでいるべき魔力は全く感じられず、当然ながら麺とスープのハーモニーも望めない。ボリューム的にも満足できるものではなく、ニンニクと唐辛子がなかったらどれほど貧弱になってしまうんだろう…と不安になってしまう。ここで敢えて二郎原理主義者の方に改めて問いたい。二郎本流でなければいけない理由とはなんなのか?下手な本流よりも上手なインスパイア系はいくらでも存在する。そんな物悲しさを感じさせるJR西口蒲田店であった。


住所:東京都大田区西蒲田7-6-9

ラーメン二郎 JR西口蒲田店ラーメン / 蒲田駅蓮沼駅京急蒲田駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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