2015年8月11日火曜日

ラーメン二郎 栃木街道店


宇都宮での所用を終えた後、北関東の田園風景を楽しむために30分ほどドライブ。車も人も犬もいないのどかな田園風景が広がっていた。やがて疲れてきたので、気分転換するためにドライブインで一休み…と思ったらそこはなんと二郎だった。というのは嘘で、このために壬生町までやってきたのだ。店の周りには車が数台停まっており、行列こそないが店内には10人ほどが背後霊として待っていた。都内でなくてもやはりそこは二郎、この風景は日本全国のどこに行っても変わらないことを確認した。




ここの店主は元自衛官で、多摩系で修行を積んだというから相当な手際の良さが期待できる。しかも神レベルまで到達していると言われる郡司豚、生玉子には那須御養卵を使用しているというから、食べる前から神レベルであることは歴然としている。豚入りにニンニクヤサイアブラ、生玉子をお願いした。




まずは郡司豚を色鮮やかな玉子にまぜまぜして味わったところ、お口の中に得も言われぬ極上オーケストレーションが広がった。柔らかくて上品でジューシー極まるブタに絡みつく、濃厚で芳醇で甘みのある卵黄。この組み合わせを楽しむだけで、壬生町へやって来た甲斐があるというものだ。ブタに使われている部位は腕肉と肩バラで、お持ち帰り用にも販売されている。冷凍でも販売されているので、せっかくだから肩バラ(1500円、700g)を購入した。




厨房のずんどうを覗くと、ぐつぐつとした地獄の釜のようなスープが気泡を飛ばしている。途方もない乳化したスープであることが予想できたが……これまでに食べたことのないようなとろとろ乳化っぷりに思わず感動。ブタの骨髄がDNAレベルにまで溶け込み、エフゼットと爆発的化学反応を引き起こした旨味は、至高という単語すら陳腐に思えるほど最高だ。キャベツ比率が高めのクタ加減も絶妙なヤサイも王道レベルで、オーション麺の適度にデロリアンな加減もボリューム感も申し分なし。数多の直系の中でも上位にランキングされるほどの旨さだ。遠くまで来た甲斐があったというもので、また行きたいとすら思えるほどのレベルであった。

ラーメン二郎 栃木街道店ラーメン / 壬生駅
夜総合点★★★☆☆ 3.9
昼総合点★★★☆☆ 3.9

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