2015年12月21日月曜日

ラーメン二郎 松戸駅前店

生まれ育ちは柏、高校は取手方面、それから葛飾区金町に移り住んだ俺は筋金入りの常磐線野郎。当時はイヤで仕方なかったが、今では優しい眼差しで常磐線を見つめることができる。そして今回、久しぶりに東葛飾地区の松戸へ凱旋した。理由はただ一つ、ラーメン二郎 松戸駅前店を訪問するためだ。20年前とほとんど変わらない(いや、更に地盤沈下している)街で唯一変わったのは、この店ができたことだけ。


開店直後に列へ接続したが、既にごらんの通りの長蛇の列となっていた。ちなみにここの店主は三代目であり、先代は今年になって新潟店をオープンさせた。初代店主は赤羽店(過去の記事)に君臨しており、ドMジロリアンに対してマナー遵守するよう厳しく目を光らせている。



ヤサイが標準でも多めと聞いていたので、ニンニクアブラにヤサイちょい増しを頼んだ。キャベツ比率高めでクタ加減も申し分ない。当日のTwitter情報によれば「昨日、早朝に起きた常磐道の事故により、お肉屋さんからいつも取っている腕肉が手に入りませんでした なので、いつもとは異なるものになりますので、よろしくお願い致しますm(_ _)m」ということだったが、ウデ肉バラ肉ともに申し分ないレベル。いつもと違う質でこれなのだから、通常モードの豚は神域に到達しているに違いない。乳化スープは豚の旨味が凝縮されており、トロミとマロミがあって「神のみぞ汁」とはこのことだ。



麺は店内で製麺しており、基本に忠実にワシワシ、ムチムチ、デロデロ、グニグニとした食感だ。麺量が途方もないので、途中何度も敗北の予感がしたが残すわけにはいかない。こんなに愛情とスピリットのある一杯に対して失礼だ。三代目が作る二郎魂(Jソウル)が込められた一杯を喰らう俺たちジロリアンは兄弟なんだ、三代目J Soul Brothers なんだ!(これが言いたかっただけ)、とひとりごちて完食した。麺、スープ、ヤサイ、ブタの全てにおいてバランスが整えられた一杯は、間違いなく本流の中でもハイレベルな出来具合だった。常磐線沿線を離れて暮らす今、松戸店はいつまでも心のふるさとを盛り上げてくれるはずだ、と安心した。


ラーメン二郎 松戸駅前店ラーメン / 松戸駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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