2016年3月24日木曜日

銀笹


銀座(といっても8丁目で新橋寄り)で打ち合わせた後、周辺のラーメン店を探したらこちらがヒット。昭和通りを超えて地味な路地裏にあるお店ですが、この界隈ではかなりの実力を誇っているらしい。おいしい塩ラーメンを食べさせてくれるようだが、塩ラーメンってシンプルなだけにお店の実力が分かるんだよね。どれどれ。




外で待っている間、おすすめの食べ方をじっくり観察。ラーメン食べて、薬味で味変させて、最後に鯛飯をを投入というのがおすすめスタイルだ。ならば鯛飯を頼んだ方がいいではないか、ということで一番人気の「銀笹 塩ラーメン」(850円)に「鯛飯」(350円)の食券を購入。しめて1,100円という銀座価格だ。




具材はエビが練りこまれた鯛つみれ、大ぶりの炙りチャーシュー、白髪ネギに水菜、隠れて見えないがメンマ等。まず特筆すべきが炙りチャーシューで、表面は香ばしく噛めばとろりと溶けるかのよう。この時点で尋常ではないクオリティを感じさせる。器に湛えられた黄金澄みきりスープは塩気がやや強いながらも、しっかりしたボディで旨味が全体を支えている。出汁に使われているのは魚介系(おそらく鯛なんだろうね)と鶏がら、野菜などをメインに使っているんだろう、複雑かつ上品で飲み応えもあり。このスープに鯛つみれが上手く調和しています。




表面つるとした麺は中細で縮れており、多加水で噛み応えはもちとしてコシがある。スープとの相性は抜群で、するするといけてしまう。うーん、こりゃ美味い。麺をある程度減らしたところで、薬味として供されたあおさや揚げた根菜などを投入。劇的に変化が見られたわけでもなかった。




鯛めしは優しい味付けで、香りが仄かに立ち上るもの。これにラーメンの残りスープを投入するのだが、ラーメンの器が注ぎやすいようになっているのが心憎い配慮。スープは塩分強めに感じたが、鯛めしと割ることでバランスが取れた味わいへと変化。さらさらと鯛の味わいを楽しむことができて、最後の一滴まで飲み干すことができる。これはもうラーメンの域を超えた上品さ加減だ。

銀笹ラーメン / 築地市場駅新橋駅汐留駅
夜総合点★★★☆☆ 3.7
昼総合点★★★☆☆ 3.7

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