2016年7月18日月曜日

ぶた麺


君たちはブタメンを知っているか?そう、俺達のおやつカンパニーが提供する駄菓子で、ちびっこ達が小腹がすいた時に食べるミニカップラーメンだ。横浜は片倉町近辺で車を走らせていると、ブタメンにそっくりなキュートなキャラクターが看板に書かれているのを発見した。あの「ブタメン」をラーメンで再現しているのではないか?絶対そうだよね!そういえば小腹も減ってきたし!というノスタルジアに胸を膨らませて思わず突撃した。



ランチセット(ラーメン+納豆ご飯)700円というメニューも気になったが、ここは基本に忠実にラーメンの食券(770円)を購入。すると「ニンニクどうなさいますか?」と謎の質問をされた。え?おやつカンパニーのあれを再現するんじゃないの?ニンニクって何だブ〜?と思いつつ、口から流れてきたのは「ニンニクヤサイアブラ」という意に反する呪文。

さすれば小ぶりの丼にがっちがちに詰め込まれたモヤシ中心のヤサイ、上のレイヤーに搭載されたブタ、最上位レイヤーに振りかけられたアブラ。しかも別皿で供されたモヤシの山。おい!これはどうみてもちびっこの小腹を満たすアイツじゃないブ〜、二郎系だブ〜!というわざとらしい演技はここまでにしよう。この御店こそ2015年10月にオープンした、新進気鋭の二郎インスパイヤ系ラーメン店なのである。



これまで数多の二郎系を食してきたが、野菜が別皿で盛られたのは小生初体験である。やれやれこいつは小腹とかそういうレベルではなく、敗北感すら漂うレベル。そんなことを思っては全国のちびっこ諸君に申し訳がたたないので、取り敢えずはコラーゲンたっぷりのアブラがまぶされた大ぶりブタ2枚を喰らうと…脂身のポテンシャルを最大限に引き出したふわりとろりとした食感。こいつは品質高いよ!

ヤサイはモヤシ中心だがシャキ加減も申し分なく、ある程度減らしたところで天地を返せばムチリとした太麺が姿を表したブ〜。麺に「とこトン」こだわっているのか、つるりとした表面とガチリとした食べ応えが堪らないブ〜。スープは二郎系にしてはややあっさり目だが、カエシと背脂の持つ甘さが拮抗して旨い。麺を減らしたところで、別皿のモヤシを更にぶっこんで追い込みをかける。隣の客が心配そうに見守る中、男のプライドを掛けて平静を装いつつどうにか完食。ちびっこ時代はブタメンで育ち、大人になって立派な豚男(ブタメン)になった瞬間であった。

住所:神奈川県横浜市神奈川区片倉2-71-5
ぶた麺ラーメン / 片倉町駅三ツ沢上町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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