取り敢えず燕三条系ラーメンでも食べるか…と、背脂の香りを感じてラーメン店を探したら……二郎じゃないかよ、おい!という演技も早く終わりにしたいものだ。ここは松戸店出身の店主が2015年にオープンさせたばかりという、二郎の中でも一番新しいお店。松戸店は今では三代目に引き継がれている。
17:00に訪問したが、まだ早い時間ということもあって待ち無しですんなりと着席できた。店内はやはり地方店特有のテーブル席有り。客層は都内店よりも女子率が高く、ソロで食している女性客もいるほど。緊張感が漂っていないのも地方店共通だ。この3点こそが地方店の大きな魅力であり、緩いほっこり空気感の中でゆっくり味わうことができるのだ。ラーメン小のコールはニンニクヤサイちょいましで。キャベツ比率が高い。
ブタは超巨大で柔らかいものが2枚。店外には「和豚もち豚」という新潟ブランド豚ののぼりがあったが、看板に偽りない素晴らしい味わい。しっとりと柔らかいながら、噛みごたえ・弾力性もあり、噛めば噛むほどお口の中で溶けていく。おいしいね。
固めに茹で上げられた麺はもっちりモチモチしているが、他店に比べて少なめ。これだったらヤサイはちょいましではなく普通にマシておけば良かった。とろりとしたド乳化スープは非常にバランスが良く、麺をすべて平らげた後でもごくごくいける味わい。上澄みを全て回収するが、豚骨が溶け切った旨味ゆえに完飲したくなる誘惑に駆られる。こうして二郎全国制覇のコマをまた一つ進めた。あと3店舗。
夜総合点★★★☆☆ 3.7
昼総合点★★★☆☆ 3.7
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