2016年11月25日金曜日

ぶたやま


発展著しい武蔵小杉・新丸子エリアがラーメン激戦区となり、その波が武蔵中原〜武蔵新城にまで及んでいる。新城といえば二郎インスパイア系「107」の牙城であったが、非常にわかりやすい屋号で殴り込んできた店が2016/11/11にオープン。その名は「ぶたやま」。通常だと730円のラーメンが、開店サービスとして500円で提供されていたので早速足を運ぶ(11/18でサービス終了)。ご覧の通り行列ができていたが、中には二郎系を知らないであろう地元のおばちゃん達も。おいおい大丈夫なのかい?
 




食券を渡すと同時に無料トッピングを聞かれたので「ニンニクヤサイアブラ」をお願いした。するとブタがヤサイの山を支える、店の名前に恥じない一杯が着丼した。ヤサイ山の頂にはふわふわしたアブラが積もっており、麓を流れるスープを振りかけて溶かし込む。ヤサイはキャベツ比率が低めだが、野菜高騰のご時勢なのでやむ無しと言ったところ。標準的な茹で具合のヤサイを順調に減らしていく。




ほぼほぼヤサイを減らしたところ、くるりとローリングしたブタが2枚現れた。ふわりとした柔らかさで好感が持てる美味しさだ。スープの上澄みには透明な油膜が張られ、甘辛く味付けされた醤油味がきりりと立った非乳化なもの。麺を引きずり出すと、捻れた太めゴワ麺が表出した。ガチリとしたグルーヴィな噛みごたえでG感覚も十分だ。厨房に目をやると菅野製麺所の文字が見えたので、自家製ではなくアウトソースしていることを確認。このあたりに老獪な戦略が感じられる。総じてバランスがよろしく、オープン直後なのに完成度が極めて高い。また再訪したくなる味の良さだが、もはや街を歩けば二郎系に当たる時代になったことに驚いてしまう。

ホームページ:http://butayama.com/
ぶたやまラーメン / 武蔵新城駅
夜総合点★★★☆☆ 3.7
昼総合点★★★☆☆ 3.7

0 件のコメント:

コメントを投稿