2016年11月5日土曜日

ラーメン 麺徳 東陽町店



仕事で東陽町を徘徊していた日のこと。永代通りをちょいと横に入ったところに改装中のラーメン店を発見した。青いブルーシート、赤い三角コーン、そして黄色い看板…。予定調和的な何かを感じ、思わず入店するとそこは二郎インスパイア系「ラーメン 麺徳 東陽町店」であった。何を隠そう(隠すまでもないが)、東陽町を訪問することが決まった時から脳内フラグがびんびん立っていたのは言うまでもない。開店間もない時間だったので私が初めての客。食券機で「ラーメン」(700円)を買うと、横で待ち構えていた店のおじさんが、すかさず野菜の量と麺の太さを尋ねてきた。野菜が多いと聞いていたので、ヤサイちょいマシの太麺をお願いした。




カウンターは席ごとに線が引かれており、番号が振られている。指定された席に座ると、刻みタマネギやにんにくといった薬味、カレーパウダーや辛味噌、胡椒、唐辛子といったスパイスが並んでいることに気づく。カスタマイズ自由自在というわけだが、着丼した一杯にはわずかながらのニンニクを入れるのみ。業務中につきニンニクは控えめにするのだよ。普通は入れないなどと野暮なツッコミは止めてほしい。それが漢というものだから。言い添えておくとソロ来店していた女子も散見できた。




事前情報によりヤサイの量を控えていたが、これだったら野菜大盛でも難なくイケたと思う。クタ気味でモヤシ比率の高いやつらを胃に回収し、天地を返せばエッヂの立った平打ち太麺が出現した。ガチとした歯応えを感じつつ、ズバズバ食らうが全体量は控えめに思えた。豚は大型で平べったい奴が一枚入っており、バラ肉のフワトロさではなくロースの肉々しさを感じた。スープは豚骨成分が溶け切っているのでとろみがあるが、塩分控えめで割とライトな味だ。ただし奥行きと深みという立体的な次元を感じさせる、とげとげしさの少ない高得点スープ。途中で刻みタマネギを加えて、スッキリした味付けに変化させる。とろりとした上澄みアブラを回収してご馳走様だ。仄かにニンニク臭を漂わせながら午後の仕事場へと向かった。


住所:東京都江東区東陽3-15-3

ラーメン 麺徳 東陽町店ラーメン / 木場駅東陽町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.7
昼総合点★★★☆☆ 3.7

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